1. はじめに
脱サラしたいサラリーマンは、その後の収入で悩むと思います。
もちろん収入について考えるのは当然なのですが、収入以外にも多くの考えるべきことがあります。
これらについて考えずに、ただ収入だけを考えても、なかなか考えがまとまっていかないでしょう。
ということで、サラリーマンを辞める時に考えるべき5つのことについて、考えていきましょう。
2. 考えるべき5つのこと
2-1. 家族との相談
特にサラリーマン専業主婦家庭のお父さんにありがちな考え方ですが、
「収入は絶対におれが何とかしなければいけない」
と、奥さんに相談もせずにそう思い込んでいるケースが多々あります。
奥さんに思い切って相談してみると、
「収入が減ったとしてもあなたが家に長くいてくれる方が助かるわ」
などということもよくあります。
子どもに相談してみても、
「お父さん家にいるなら、回転ずし食べれなくなってもいいー」
と無邪気に言ってもらって、一人で抱えていた重いものが少し軽くなるかもしれません。
一人で思い込まず、抱えず、奥さん、子どもにも相談してみましょう。
2-2. 将来のお金についての考え方
どこの保険会社が言い出したことなのか、子どもが大きくなるまでには一人あたり最低2,000万円はかかります、という言葉。
「うちは二人いるから4000万円は必要だ。辞められるわけがない…」
と、絶望してしまいそうになりますね。
同様に、老後資金は2000万円だの、マイホームには2000万、各種保険にも2000万など、根拠のあるのかないのかわからない、だけど常識レベルになっている、「将来のためにお金が必要」という考え。
だけど、本当にそうでしょうか。
そもそも、子どもは本当に大学に行きたがっているのか、マイホームは本当に必要なのかなど、自分たち家族がどのような将来を望んでいるのかを、常識をいったん外して、考える必要があるでしょう。
「よく考えたら、別に一生賃貸でいいよね。その時々のライフスタイルに合わせて柔軟に引越しすればいいし。」
ということになって、実はマイホームを持つよりもはるかに安く住居費が抑えられるかもしれません。
2-3. 生活費
辞めた後の収入を考える前に、そもそも、今の生活にどれだけのお金がかかっているかは、正確に答えられますか?
多くの人は、大体これぐらい、ということは答えられると思いますが、そこには臨時的に必要な、年に2回の帰省にかかる費用が入っていなかったり、結婚式に支払うご祝儀代が入っていなかったり、意外に正確に把握していないものです。
ここを正確に知っておくことで、漠然とした収入に対する不安が、
「これだけの収入があればとりあえずトントンだから大丈夫」
と、クリアになることでしょう。
2-4. 貯蓄額
ご家庭の貯蓄額、正確に把握していますか?
極端な話、マイホームの頭金ぐらいのお金があれば、1年間ぐらいは収入がなくても何とかなってしまうかもしれません。
特に大手企業のサラリーマンは、会社の貯蓄制度なども利用したりして、資産(貯金)が分散しているケースが多いでしょう。
自分の場合は、大小合わせて資産が10か所に分散していた時期がありました。
それらを正確に知ることで、漠然とした不安がさらにクリアになります。
2-5. サラリーマンを辞めた後の収入
と、上に挙げた4項目を考えた上で、辞めた後の収入を考えられれば、必要な収入がかなり正確にわかります。
さらには、サラリーマンを辞めた後、失業給付金がどれだけもらえるのか。
一時的とは言え、これも収入の一つですから、しっかり把握しておけば、その後の生活のめどが立ちやすいでしょう。
3. まとめ
漠然とした収入の不安ですが、なるべく現状を正確な数字で把握すること、そして、自分の家庭の将来イメージを明確化することで、必要な収入がわかってきます。
サラリーマンを本気で辞めようと思ったとき、それは、自分の人生をどのように生きたいかを考える時です。
将来なりたい自分のイメージも含めて考える機会をもらったと思って、前向きに考えていきましょう。
とにかくおススメなのは、まずはパートナーと相談することです。
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