1. マイホームは本当に必要か
「会社を辞めたい。だけど辞めちゃったら、夢のマイホームが遠ざかってしまう…」
こんな、持ち家に関する考えも、会社を辞めたいけど辞められない一つの理由になっている人もいるのではないでしょうか。今回の記事では、そのあたりのことを考えていきましょう。
2. 月額家賃よりローンの支払額が安いからマイホームを買う?
よくある話として、今は家賃8万円の賃貸に住んでいる。
いい物件を見つけて見積もりを出してみると、月々の支払額が8万円になるらしい。
賃貸に払っていてもその家は自分のものにならない、だけどマイホームなら、最終的にそれは自分のものになるわけだし、それで月々の支払額が一緒ならば、マイホームの方がいいんじゃない?
これは、とても最もなことに感じますし、実際にそのような考えでマイホーム購入に踏み切る人もいるようです。
だ・け・ど、これって本当にそうでしょうか!?
まず、この見積もりの裏には、①頭金を何百万円支払ったら、②夏冬のボーナス払いは追加で〇万円、というのが隠れていることがあります。
数字が苦手な人、忙しすぎて考える暇がなくて業者の言いなり状態になってしまう人は、特に危ないですね。
売りたい側の人は、その辺をあまり大きく伝えず、月々の支払額が同じだから大丈夫、しっかりしたところに勤めているからボーナス払いも大丈夫、というような言い方をしてきます。
そして、マイホーム購入にかかわる書類の多さに、思考力を奪われて正常な判断ができなくなってしまうそうです。
3. ローン以外にかかってくる経費
ぼくも、家賃の支払いから解放されたくて、やっすい中古住宅をキャッシュで購入することを考えて検討したことがあります。
ローンじゃなくてキャッシュで購入できるなら、先ほど上で述べたようなローンに関わるだましのようなことも心配ない、と思って購入直前まで行きました。
だけど、マイホームを持っている親に、最後にちょっと相談してみようかなと、親に中古住宅購入に関して意見を聞いてみると、意外な答がかえってきました。
「マイホームを持つっていうのも、けっこうストレスなものだよ」
親が言うには、10年ほど経ってくると、屋根のペンキ塗り、ベランダの金属部分老朽化に伴う修繕、外壁の修繕、寒冷地では水道凍結、ボイラーの修繕、そして月換算で万単位になる固定資産税などがかかってくるとのこと。
せっかく購入してそれ以上の支払は必要ないと思っていたのに、毎年のように6桁から7桁の出費に襲われるそうです(十万円~百万円)。
こんなことって、なかなか購入の段階では考えが及びませんよね。
賃貸の場合は、このあたりはほぼ、家主さんが支払ってくれますので、本当に月々の家賃だけを考えていればいいという気楽さが、実はあるのです。
4. 家庭環境の変化
35年ローン。
簡単に言いますけど、めっちゃ長いっすよねw
今30歳だとしたら、35年後は65歳です。
今35歳だとしたら、35年後は70歳です。
今40歳だとしたら、35年後は75歳です。
今45歳だとしたら、35年後は80歳です。
(もういい?w)
35年もしたら、その時に生まれた0歳のお子さんは、35歳。
その頃にはもう、家にはいない可能性が高いですよね。
自分が介護を受ける側になるかもしれないし、あまり考えたくはないけど、離婚したりするかもしれないですよね。
もっと魅力的な場所を知ってしまって、引越ししたくなっちゃうかもしれない。
こんなに変化の激しい時代に、人生の基本となる住み家がずっと固定って、けっこうでっかいリスクだと思うのです。
5. ちなみにうちは、マイホームですw
ここまで言っといてなんですが、うちはマイホームですw
でも現在の住み家は、プレハブ。
電気・水道などは自分で配線、配管しました。
プレハブをDIYしてるので、例えばペンキ塗りなどの修繕も、ペンキを買ってきて自分でやるので大してお金はかかりません。
前の記事でも紹介した、「自立的暮らし」ですね。
プレハブはキャッシュで購入なので、現在家賃やローンの支払いはありません。
もし引越しの必要があれば、プレハブを売却することはそれほど難しいことではありません。
サラリーマンを辞めて、そんな暮らしをしていますので、自分の経験をもって、
「サラリーマン辞めるって、そんなに大変なことじゃないよ」
ということを、このブログを通してお伝えしたいのです。
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