1. はじめに
このブログは、今のサラリーマン生活がつらすぎる、仕事辞めたい、だけど
「子どもがいるから仕事を辞められない」
と考えているサラリーマンに、
「そんなことはないですぜ。辞めても大丈夫ですぜ」
ということをお伝えするためのものです。
2. 高校・大学に行かせることだけが教育なのか
子どもの教育費として、小学校、中学校は、公立に行けばそれほどお金がかからないとしても、高校、大学に行かせるためには、かなりのまとまった額を準備しなければならないですよね。
一説には、子ども一人育てるのに2000万円かかりますとか、そんな通説があったりします。
その考えを元にしてなのか、あと一人子ども欲しいけどこれ以上は金銭的に無理、などと、子どもをお金で考えてしまうのには、とても違和感を感じます。
とは言え、高校、大学にお金がかかることも事実なのですが、ここで考えてみたいことがあります。
そもそも、高校、大学に行かせることだけが教育なのか
アラフォーのぼくが小さい頃は、それはもう、いい高校、いい大学に行くことが、自分の可能性を開く唯一の道でした。
だから一生懸命勉強して、いい高校に入って、いい大学に入って、いい会社にも入りました。
だけどこの考え、もう古くないか?と思うのです。
例えば受験勉強。
いろんな知識を頭に詰め込んで、制限時間内に問題を解くってことをやるわけですが、考えてみてほしいのです。
日常生活に、そんな場面あるか!?
今やスマホが当たり前の時代、わからないことは、グーグル検索で一瞬で答がわかります。
昔はグーグルがなかったので、知識を持っている人が「歩く百科事典」などともてはやされたりもしたわけですが、今や「歩く百科事典」的な表現も死後となってしまいました。
アメリカ横断ウルトラクイズみたいなテレビ番組も、もうほとんどなくなってますよねw
「そんなことまで知っててスゲー」
ていうのが、
「すごいけど、グーグルでいいんじゃない?」
となってしまったわけです。
そんな中、受験を軸にした教育はもはや時代遅れでしょう。
高校、大学に行ってももちろん学べることはたくさんありますが、それだけが唯一の教育ではなくなってきている時代です。
例えば、子どもにタブレットを与えて、その子が興味あることをひたすら自分で動画で学び続ける、といった選択肢もあるわけです。
この場合、通信料金しかかからないですよね。
このように、今の時代、教育・学びの選択肢が広がっていますので、少なくとも
「子どもの教育費には一人あたり〇〇万円必要だから」
と、いきなり決めつける必要はないのです。
3. 奨学金などの制度の活用
ぼくはやや貧しい家庭に育ちました。
だから高校から奨学金を借りていたし、大学も安い寮生活で出費を抑えて奨学金を借り、授業料免除などの申請も行っていました。
そう、別に、すべてを自分で支払おうとする必要はなくて、日本にはちゃんと色々な制度が整っているので、その制度を有効に活用することも選択肢に入れていいのです。
実際、高校の頃からそういった制度の活用に関して、学校と書類をやりとりしたりする中で、今の学べる環境に感謝をしたり、自分が学ぶ意味を考えたりしていました。
だけど色々な友達に聞いてわかった話ですが、当たり前のように高校、大学に行かせてもらった人は、
「まあ、親に学校に行かせてもらって感謝はしてるけど・・・」
ぐらいにしか感じていなくて、実際に、学んだことも少なくて、なんとなく卒業はしたよ、と感じている人も少なくないのです。
4. 子どもにとっては?
もう一つ、子どもの立場に立って考えてみましょう。
自分のお父さんが、
「お父さんは本当は仕事を辞めたいんだ。だけど、お前を高校、大学に行かせるためにはお金が必要だから、歯を食いしばって仕事を続けてるんだよ」
って、言ったとしたらどうでしょう。
「いや、そこまでしていらないわ。さっさと辞めたら?」
て、思いますよね。
子どもからしても、自分のお父さんが、自分のために苦しい思いをしている姿なんて、見たくもないです。
「おれを言い訳に使わないでくれよ」
なんて思っちゃいそうですよね。
だから、子どもは高校・大学に行くもの、そのためのお金は親の責任として絶対に準備するもの、みたいな考えは、一度、家族や、子どもにもちゃんと確認してみてほしいのです。
5. まとめ
というわけで、高校・大学に〇〇万円必要だから、仕事を辞めるわけにはいかない、というがんじがらめの考えからは、いったん離れて考えてみましょう。
家族、そして子どもとも、本当に高校、大学が必要なのか、相談してみましょう。
そりゃあ高校、大学に行きたいのかもしれませんけど、もしかすると、それ以上にお父さんがつらそうにしているのを見たくない、という望みの方が強いかもしれませんから。
そして、高校、大学に行ったからといっても、必ずしも人生が開けるわけではないのです。
もしかしたらそれにかかるお金で、短期間の海外旅行にでも行かせた方が、よっぽど学ぶことは大きいかもしれませんよ。
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